(※平成17年度までは「いわて省エネ・新エネ住宅大賞」という名称でコンテストが行われました)
| 区分 | 受賞住宅 | 設計者 | 施工者 |
| 大賞 | S邸 (大船渡市) |
株式会社大共ホーム (滝沢村) |
株式会社大共ホーム (滝沢村) |
| 準大賞 | T邸 (盛岡市) |
二級建築士事務所スタジオフォーラ (盛岡市) |
有限会社岩手ハウスサービス (盛岡市) |
| 優秀賞 | I邸 (盛岡市) |
有限会社佐川アトリエ設計事務所 (盛岡市) |
株式会社阿部建設 (葛巻町) |
| H邸 (西根町) |
二級建築事務所株式会社伸栄建設 (盛岡市) |
株式会社伸栄建設 (盛岡市) |
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| 審査員特別賞 | M邸 (水沢市) |
佐野建設株会社 (江刺市) |
佐野建設株式会社 (江刺市) |
| U邸 (花巻市) |
S.S建築デザイン室有限会社 (花巻市) |
S.S建築デザイン室有限会社 (花巻市) |
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いわて省エネ・新エネ住宅大賞審査委員会 委員長 佐々木隆
今回(H16)の応募は新築住宅で11件、リフォーム部門は残念ながら応募がありませんでしたが、応募住宅については、昨年度に比べ、全般的に住宅性能が向上した感があり、審査委員はなるべく多くの応募作の検証を実施し、将来を見越した立場で審査を行いました。
審査に当たっては、建物自体の十分な性能確保が優先されていないものや、新省エネ基準や次世代省エネ基準の目標値を遵守することのみに気をとられていると感じる物、断熱材の厚さ不足が懸念される物などもありましたが、将来のエネルギー危機に立ち向かえる性能の確保、年金生活などでも暖房費の支払い可能な性能確保等の重要性については、ぜひとも設計者の方には十分な理解をいただき、今後に生かしていただきたいと考えます。
書類審査、現地審査の中で最終候補に上がったものが、今回の各賞を受賞された6軒の住宅です。大賞に決まった大船渡市・S邸は、地中熱ヒートポンプを利用したもので、建物性能もQ値(熱損失係数)で高い値を提示するなどしており、装置自体の設置場所や電力利用料金体系など、省エネルギーにむけたさらなる余地は考えられるものの、室内環境で温度差が少なく、快適環境が形成されていました。また、準大賞受賞の盛岡市・T邸は基礎断熱、屋根断熱で、書類上のQ値も性能的に高い値で、調査時に体感温度でやや低いと感じた点はありましたが、省エネルギーの設計思想が明確でした。受賞された住宅は全般的に、断熱の特徴を活かした家造りで、屋根断熱、基礎断熱による空間利用、性能値などで評価されています。なお、断熱不足を感じだ点、換気装置の位置や騒音、あるいは床暖の温度設定、換気量設定などに対する疑問が提示された住宅もあったことも付加しておきます。
住宅の性能値はあくまで、ひとつの目安であって、究極の目標は室内の快適性をいかに創造するかですが、性能値を高めている住宅ほど、室内の環境の快適感も高いのも事実です。新築住宅には地域特性を活かした「ゼロ・エネルギー」を目指した家造りを期待するとともに、リフォームによる性能向上にも、もっと目を向けていただきたいと考えます。
最後に、今回の審査結果が、よりよい岩手県における環境にやさしい「住まい」づくりにつながればと心から願うものです。